屋根の形状にあわせた太陽光発電システム

太陽光発電は個人住宅の屋根に太陽電池パネルモジュールを設置して、光の照射によって発電しますから、屋根に合わせたパネル選びが重要です。
個人住宅の屋根の形状は大きく分けて4種類あり、切妻造(きりづまづくり)という中心線が最頂部になって、その中心線の左右それぞれから下に向かって傾斜している山形の形状のもの、寄棟造(よせむねづくり)といって中心線から4方向に傾斜するもの、平屋根(ひらやね)といって傾斜の無い平面状のもの、それに片流れという傾斜がひとつしかないものがあります。
このうち、太陽電池パネルにとって、最も照射に有利なのが、南向きの片流れということになります。
日本の家屋では、切妻造か寄棟造が最も多く、寄棟造では北に面する屋根以外に太陽光パネルを設置し、切妻造では中心線が南北に走るなら、両面に、中心線が東西に走るなら南面だけに設置するのが一般的です。
太陽電池パネルは直射日光が当たらなくとも、例えば快晴であれば、北面でも最大定格の50%から66%程度は発電することができます。
ただし屋根の素材によっては、架台取り付けに余計な改造費用がかかる場合もあります。
また一般的には太陽光発電は屋根の傾斜角度が30度のときに最大定格を得られるように内部セルの角度が調整されています。
ただ、傾斜角度による違いはさほど大きいものでもなく、例えば角度が20度でも、2%から3%程度最大定格が落ちるだけですので、発電量に対してはさいたる問題でもありません。
ただし、太陽電池パネルは1kW100kgもある重たいものですから、傾斜角が急なだけ、安全確保の意味でも取り付けるための架台の設置費用がかさみます。
また寄棟造の屋根は各4面が長方形ではなく台形になるため、そこに長方形や正方形の太陽光パネルだけを設置すると各端に無駄ができます。
メーカによっては、台形型や三角形型のパネルを用意しているところもあるので、それらを端やコーナーに使い、中央部は正方形や長方形のパネルを使ううことで満遍ない設置ができます。


Autor: